夏休みたった4日間 どこに行こうか

夏休みは4日間、海外にいくのも中途半端だなあ、どこか近場でないもんか、韓国は去年行ったし、台湾なんかいいんじゃないかって思ってガイドブックを買って見てみたらやっぱ4日間じゃ短い。台北以外も行ってみたいところがある。それじゃ近場で狭いとこどっかないか?そうだ!香港があるじゃないか!


初めての再訪 15年ぶりの香港

香港は15年前生まれて初めての海外旅行で行った場所、今から思えばかなり無謀な旅だった。しかし、初めての異文化に触れてカルチャーショックを受けた場所だ。あれからもうずいぶんと時間が流れた。1997年に中国に返還されたからその後も見てみたい。食べ物もめちゃめちゃ美味しかった記憶がある。これは行かねばなるまい!


飛行機からの風景

飛行機が香港に近づくと高層ビル群が見えてきた。しかしすこし変だ、香港で大都会なのは香港島と九龍地区だけであとの新界地区は田舎だったはず。ところが、眼下に広がる高層ビルがずいぶんと広くあるじゃないか。どういうこと?やがてずいぶんと遠くの新空港に到着した。


オクトパスカードこれは優れもの

空港から街までの移動はいくつかあるが、一番早いのがエアポートエクスプレスだ。普通は空港で両替をして切符を買うのだろうが、香港にはオクトパスカードというのがあって、いろんな乗り物に使えるのだ。大きさや形はキャッシュカードやクレジットカードと同じで50ドルの保証金を含めて150ドル。おもしろいのはこのカードの使い方で、機会の中を通すのではなくてセンサーの上にかざすだけでいい。まさに『置くとパス』それに度数の残が少なくなったら駅にある機会で度数を増やすこともできる。残を割りこんでも1回は保証金の中から充当してくれる。しかも地下鉄やバスなど会社がちがっても使えると言うのが便利。これは重宝した。


今回の本拠地は旺角

あまり正確に覚えていないが、前回香港に来たとき滞在したのは油麻地あたりじゃないかと思う。このあたりは観光客が多いところだ。しかし、今回は香港の下町の旺角(モンコック)に滞在することにした。ほとんど観光客の姿がなくてよかったよ。


高価い、汚い香港の安ホテル

旺角の滞在は『地球の歩き方』に紹介してあった安ホテルに決めていた。地図を頼りに探してみるけれどこんな安ホテルが目立つような看板が出ているわけもなく、ビルの名前をかろうじて見つけてエレベーターで4階に。すると出てきたおばちゃんはなぜか7階に連れて行くではないか。そこは廊下でなにか燃えたようなくすぶったにおいが充満しているし、生ゴミのにおいもする。その中の一室がホテルになっている。つまり部屋の中にまた廊下があって両方が小さい部屋に区切られている。その部屋自体はそんなに汚くはない。冷房もあるし、シャワーもテレビもある。こんなベトナムにもラオスにも無いような汚いホテルが250香港ドルもするから香港のホテルは高いよなあ。でも宿が決まるともう安心。さあ、街に出よう!


変わっているのかも知れないけど

ホテルの外に出るとそこは九龍の動脈ネーザンロード。両側の高層ビルからは巨大な看板が出ている。お馴染みの香港の風景だ。15年前に来たときと変わらない景色だ。本当に変わらないわけはないだろうが、少々変わってもわからない、それが香港だ。


さあ食べまくり香港

香港に来たらとにかく食べなきゃね。食在香港、4日間しかないから無駄はできない。あれも食べたい、これも食べたい、どうしたらいいんだろう。

エビワンタンメン

最初のご馳走はエビワンタンメン。これは感動した。日本でワンタンって言うと具がやたら小さいけれど香港のワンタンはでかい!中に丸ごとのエビが三匹くらいは入っている。これはうまい、同じ物を何回も食べてる余裕はないのだけれどこれは何回も食べちゃいました。

朝粥と油条

香港の朝は朝粥で始まるってなわけで、毎日の朝ご飯は粥店に行きました。中に入れる具の種類も多く、ぼくはピータンや魚のお粥を食べた。それと忘れてはならないのが油条(ユーチャオ)と言う細長い揚げパンのようなもの。これが美味いんだ、味付けもないのに。そのままかじったり、ちぎってお粥に入れたりして食べる。これがねえ、日本ではなかなか食わせるところはないよ、特に揚げたてはね。あと粥店で美味しいのが豆乳、甘くしてあるので飲みやすい、持ちかえりもOK。豆腐花っていう豆腐のプリンのようなもの(甘いシロップをかけて食べる)もよかったなあ。

鳥のロースト

15年前の旅行で忘れられない食べ物のひとつが鳥のローストだ。香港の茶色い鳥と呼んで覚えていたが、今回英語名を見たらローストグースとある。ってことはこれはガチョウなのか?てっきり鶏かアヒルだと思ってた。まあ、とにかくその味がたまらない。パリパリの皮の下にジュワーと脂がのっていて身もしまっている。ホントに美味い。


健康にいいのか悪いのか漢方薬茶飲みまくり

香港の街角に漢方薬茶を売っている店がある。いくつか種類があって効能が違う。風邪の予防に効くもの、肝の熱を取るものなど。値段もずいぶん差がある。ぼくが気に入ったのは五花茶というお茶、あんまり苦くなくていい。値段は5ドル。これをほぼ毎食後に飲んだ。もう腹いっぱいに食べた後も無理して飲んだ。これって体にいいのか悪いのか。


飲茶はやっぱりワゴンタイプでしょ

香港の食べ物の楽しみと言ったらやっぱり飲茶でしょう。15年前の旅行でも飲茶の思い出は大きい、思う存分食べて700円くらいだった。今回旅行前に調べてみると、最近ではワゴンタイプじゃなくてオーダー形式の店が増えてきているらしい。高級な店ほどそうらしい。でも、やっぱり飲茶の醍醐味はワゴンでしょ。だから今回はワゴンタイプの庶民的な店を選んだ。ホテルのある旺角から少し歩いたところにある太子の運城大酒楼。ここは地元の人用の店だということだ。実際ぼくは二回行ったけど外国人は一度も見なかった。そんな雰囲気もいい、味もよかった。実際に実物を見て注文できるから間違いない。飲茶はワゴンに限るね。


15年前といっしょビクトリアピークの絶景

今回2回目の香港なので、ビクトリアピークは行くまいかと思ったんだけど、せっかくなのでまた行ってみることにした。香港島に渡ってケーブルカーで展望所に行ったのだが、ここはこんなに大きなビルだったっけ。展望場からの眺めは15年前と変わらない。ここからの眺めは本当に絶景だね。世界でここだけの景色だ。


日曜日の香港島はどえりゃあことになっとるだがや

と、何故か名古屋弁で驚くほどの光景が広がっていた。ビクトリアピークに行ったのは日曜日だったのだが、九龍のスターフェリーの乗り場に近づいたころからその雰囲気はあった。道端に大勢の女の人が座ってお喋りをしている。どこの国の人かわからない。タイかフィリピンか?それがフェリー乗り場の周辺まで来るとびっしりと並んでいる。ところがそれは序章にしか過ぎなかった。フェリーで香港島に着いた途端この目を疑うような光景が広がっていた。広場と言う広場、道という道、少しでも隙間があればそこにシートを敷いて女の人たちがお喋りをしている。フェリー乗り場から離れて大通りに向ってもそれは変わらない、いったい何人いるんだ?そして、あるビルの1階の広いスペースでとどめを刺された。その広い広い場所を埋め尽すように女の人たちがお喋りをしている。どうやらこの人たちはフィリピン人のメイドさんらしい。日曜日のお休みにこうして集まってお喋りをしているらしい。香港では上流階級の家のメイドはほとんどフィリピン人らしい。一軒に一人として、ここにいる人は一万を下らないだろう、そうすると香港にはこんなにたくさんのお金持ちがいるのか?みんな3〜4人の小グループに分かれて家族の写真などを持ち寄ってただただお喋りをしている。たぶん週に1日だけの休日をこうやって過ごしているんだろうなあ。


香港島の一歩裏は

九龍から見た香港島は壁のような高層ビル群が海岸線に迫っている。しかし、このビル群のひとつ裏通りに入るとそこは昔からの猥雑な香港の姿がある。ビルの影の小さな公園で老人たちがくつろいでいる。犬も寝ている。一方を見上げれば超近代的な高層ビル群、もう一方を見上げれば香港島の斜面に並ぶ高級住宅街、その間のせまい空間に庶民は住んでいるんだなあ。


新界に行ってみたらがっかり

ここ数年、アジアの田舎にばかり行っていたので大都会香港の情報量を処理しきれない。ちょっと喧騒から逃れてホッとしたい。そう思って新界地区に行くことにした。香港島と九龍半島の先っぽだけが極端に都会であとの新界は大田舎だという先入観があった。事前にガイドで調べて元朗(ユンロン)に行くことにした。ところが、バスを乗り継いで山を越えて着いたところは期待していたような田舎町ではなくて、小都会の街並みだった。確かに高層ビル群はないが、近代的なマンションはいたるところにあるし、あっちこっちで工事中だ。これはいかん。あとで調べたら新界がこんなに開発されたのもここ10年の話で、前に来た15年前だったら農家の庭先にアヒルが歩いているような期待通りの風景があったらしい。でもあのころは香港の猥雑さがよかったからなあ。仕方がないけれど残念でした。


客家の街跡に行ってみた

でもせっかくなので、元朗の町外れにあるという客家の城塞跡に行ってみることにした。ガイドからの印象では何もない広い町外れにあるように思ったが、けっこう街の中に突如壁が現れた。入り口でお金を入れて中へ入ろうとするとばあちゃんが3人いる。このばあちゃんたちがなんとモデルさんで10ドルで客家の伝統衣装を着て写真を撮らせてくれるらしい。10ドル払って3人写真を撮ったら1人10ドルだから3人で30ドルだと言う。やられたと思ったがもう面倒だったので払ってやった。壁の中には家がめちゃくちゃ密集している。家と家の間が数十センチしか離れていない。でもまあなんというか、どうってことなかったなあ。時間かけて元朗まで着たのに欲求不満だぜい。


深センヘ行ってみた

元朗まで着て欲求不満だったのでそのまま中国の深センに行ってみることにした。深センは15年前のあの『深セン、広州夢の四食』の舞台でもあるので、夢を再びとばかりに深く考えずに急遽深センに行くことにした。返還後、深センはもう同じ中国の国内なのに香港から深センに入るにはビザが必要だ。これもよく考えたら変な話。ただ、香港から深センだけに行く場合、5日間有効の簡易ビザがある。簡単に取れるらしいし。元朗から再びバスに乗って九広鉄道の駅に向い、そこから国境じゃなくてなんて言うんだろう?とにかく境でビザを申請したらこれがけっこう待たされてやっとこさ深セン側に出た。するとまあ、そこにはこれが中国なのかと疑うほどの近代的な街並みが並んでいる。ただ英語が全くなくて中国語ばかりだから明かに香港とも違う。話には聞いていたけれどここまで開発されていたのか。駅ビルの周りのショッピングセンター街をぶらぶらすると店構えも商品も今風だ。しかもなにやら客引きのようなお姉ちゃんがチラシをもって立っている。あの役人のようだった中国の店員はどこに行ったんだ?このお姉ちゃんたちはマッサージ屋の客引きで駅ビルのなかにある店だから変な店じゃないらしい。料金もそんなに高くないし、飯食う前にいっちょ揉んでもらうことにした。マッサージは確かによく効いたのだが、終わった後でチップをくれと言う。なんだあ、中国までチップの国になったんか?嫌だなあ。でもしかたがないので小銭をあげたらなんだか不満そう。でも45ドルの料金にそんなにたくさんのチップはやれんよお。勘弁してよ。そう言えば、あの夢の四食はどこで食べたんだろう?全然記憶にない。駅のすぐそばというか駅ビルで食べたような気もする。結局わからなかったんで駅ビルのレストランで食べることにした。蒸し鳥を注文したが出てきた料理の量の多いこと。値段は香港とあまり変わらないけれど量の多さは相変わらずだ。飯も食ったし、なんか街も無機的で面白くないので滞在わずか数時間で香港に帰ることにした。帰りの時間が香港の人とぶつかったので大混雑。結局二時間くらいかかってやっと列車に乗ることができた。旺角に帰ったらもう夜、この日はいったいなんだったんだ。


足ツボマッサージをうけてみた

ガイドブックに足ツボマッサージの店の紹介が出ていてだいたい500ドルが最低料金だった。安い店はインチキだから気をつけろとも書いてあった。一度は受けてみたいなと思っていたので予定に入れていたのだが、油麻地をうろついているとここにもあるじゃない。料金が安い、180ドルでいいんだって。じゃあここインチキなの?と思ってしばらく見ていたら中からおばちゃんが出てきて入れと言うのでこれは足ツボかと訊いたらそうだと。じゃあ安いし疲れてるし試してみるかとやってもらうことにした。テレビで見たときはタレントが悶絶しながら痛がっていたが、そんなに痛くない。あれっ?ぼくって健康なの?と思いながらたっぷり1時間。最後にぬるま湯を飲んでおしまい。立ちあがってみて驚いた。足が軽いのなんの。ウソみたいに軽い。こりゃあすごいや、安くても大丈夫じゃん。その夜は足取りも軽く宿へと帰った。もう一度行きたかったけど時間がなくて行けなかったのが心残りでした。


最終日最後の最後まで食べまくり

さて、最終日。予定ではもう一度足ツボマッサージを受けて、漢方薬買って、お土産買って、飲茶を食って買えることにしていた。ところが、漢方薬を買うのに手間取って時間がなくなってしまった。じゃあ最後に一つだけ何を選ぶか?迷わず飲茶の店に行って最後の食事をした。見せを出たら飛行機の出発まであと2時間、こりゃあまずいと大急ぎで空港へ、お土産を買わなきゃって空港の高いお土産買ってたらもうギリギリ、大急ぎでイミグレ通ったら乗り場はここからまだ列車に乗ってさらにかなり移動しなきゃいけない。うわあ、間に合わんかったらどうしようと空港内を走りまわってやっとこさ間にあった。疲れたよお!


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